鍼の手技
単刺術
鍼を目的の深さまで刺入してすぐに抜鍼する方法。その際、動揺進退させない。軽い刺激が目的。
鍼を刺入する時、又は一定の深さまで刺入してから刺手で鍼体か鍼柄を持ち、雀が啄むように上下に進退させる方法。上下動の速さ、深さ、時間などで強刺激や弱刺激にもなる。
間歇術
鍼を目的の深さまで達したら、半分抜きしばらくしてそこに留め、また前の深さまで刺入し、しばらくそこに留めることを繰り返す方法
屋漏術
刺入する目的の深さの1/3に達したら、そこで雀啄、さらに1/3刺入し雀啄、目的の深さに達して雀啄というように3回に分けて刺激を与える方法。抜鍼は刺入時とは逆に行う。
振せん術:目的の深さまで刺入した鍼の鍼柄を刺手でつまみ、鍼を振動させる方法
置鍼術
1本又は数本の鍼を身体に刺入し、しばらくの間、とどめ、生体の反応を見きわめた後、抜鍼する方法。約15分~20分が目安。
旋撚術
刺入時又は抜鍼時に鍼を左右に半回転ずつ交互にひねりながら行う方法
回旋術
左又は右のどちらか一方向に回しながら刺入し、あるいは一定の深さでこれを行う方法。抜鍼時には刺入時と反対方向に回す。
乱鍼術
複数の術を用いる
副刺激術(気拍法)
刺入した鍼の周囲の皮膚を鍼管又は指頭で叩き、響きを与える方法
示指打法:鍼を一定の深さに刺入し、その鍼に再び鍼管をかぶせ弾入のように鍼管の上端を叩く方法
随鍼術
患者の呼吸に合わせ、刺鍼時=呼気時に刺入し、吸気時に止め、抜鍼時=吸気時に刺入し、呼気時に止める方法
内調術
刺入した鍼の鍼柄を鍼管で叩打し、鍼体に動揺を与える方法
細指術
刺鍼しようとする皮膚部位に対し、弾入だけを何回も繰り返し行う方法
管散術
施術部位に弾入の要領で鍼管の上端を叩打するだけで、鍼を使用しない方法
鍼尖転移法:鍼尖を皮下にとどめ、押手・刺手とともに皮膚を縦横にまたは輪状に移動させ皮下に刺激を与える方法
刺鍼転向法
刺入した鍼の方向が間違っていたりした時、一度、鍼を皮下まで引き抜き、新たに方向を定める方法